仕事に行きたくないのは、うつ病?それとも甘え?

仕事 行きたくない うつ 甘え

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日曜日の夕方ぐらいになると、翌日の仕事が気になって憂鬱になることありますよね。

サザエさん症候群のように月曜日が憂鬱ということもありますが、仕事に行きたくなくなるのは、うつ病だった、その前兆だったりしますが、年配の人からすると「それは甘えだ!」と言って一蹴してしまうこともあります。実際のところは、どうなのでしょうか?

目次

甘えとは?

甘えと言われると、単にサボっていたり堕落しているように思われがちですが、実際のところどうなのでしょうか?

甘えは昭和の価値観

甘えだという人は、「無条件に仕事は辛くて大変で頑張らなければならない」と、精神論だけで押し切る人が多いです。確かに、ここ一番で集中しなければならない場面や、踏みとどまらなければならないこともあり、そういうときは精神力が必要になるかと思いますが、そういうことばかりでもありません。

甘えという人は、「昭和の価値観」で、とにかく頑張っていれば、会社は利益が出るし生活は楽になっていく。当時は高度経済成長で、何をやってもうまくいく時期で、給料も年々10%以上上がっていくために、細かいことを気にせずに、前に進むことが大事でした。

ですが今は、何も考えずに前に進んでしまうと、うまく行かなかったり、何も成果を挙げられなかったりと失敗することも多く、関係者の意見を聞きながら仕事を勧めていく必要があります。

甘えは高度経済成長の遺物

昭和の時代だと、前に進むことが目的であるため、進まない人は「甘え」とされていました。ですが、今は正しい方向を見極めながら前に進まなければならなく、年配者の精神論は、過去の栄光にしかならず、老害にしかなりません。

甘えだという人は、高度経済成長の遺物か、長らく高度経済成長で活躍していた上司を持っていた部下といえます。

「甘え」で対処は、組織の機能停止

また、「甘え」と切り捨てる人は、その人にどういうことが起こっていて、何を対処しなければならないかを放棄しています。会社は従業員である個人商店の集まりではなくて、多くの人が連携をして課題を解決していかなければなりませんので、一人の人に荷重に負担をかけるということは、組織として体をなしていないことが考えられます。

そういう職場のでは、何かトラブルが起こったときに「犯人探し」を始めます。犯人探しをする人の言い分は、再発防止とか原因究明とか言いますが、その心理としては「自分以外の人にトラブルをなすりつけて、自分は対応したくない」人の行動パターンです。犯人探しを繰り返す職場環境では、ストレスがたまりやすく、仕事が属人的になり、とはいえ仕事を増やすことに抵抗し、トラブルが起こっても他の人は対応しないため、人間関係も悪くなってきます。

会社で「甘えているんじゃない」という言葉が出てきたら、問題になっていることを解決していないことを疑ったほうが良いと思います。

甘えでなければ「うつ病?」

会社に行きたくない原因が、甘えでなければうつ病が原因とも言い切れません。会社に行きたくない原因が何なんでしょうか?それは自分一人で解決しなければならないことなのでしょうか?

例えば、人間関係に疲れて行きたくないこともありますし、仕事が心配で行くことが億劫になることもあります。

仕事が原因であるなら、心配ばかりするのではなくて、具体的に行動に落とし込んで考えることが良いと思います。

例えば、月曜日にクレームのお客さんと会うということであれば、何を言われるか心配するばかりではなく、Aと言われたらBと言おうとか、Cと言われる可能性があるから、Dを用意しておこうといった、行動まで落とし込めば、単なる不安からは開放されます。

あと、最後は「いくらトラブルになっても、命だけは取られない!」と開き直ることが大事なときもあります。

それでも不安でしょうがないときは、自身のうつ病を疑って、病院で相談するのが良いと思います。

まとめ

甘えとうつ病の間には、途方もない距離があると思います。甘えかうつ病かではなくて、具体的に何が原因で、会社に行きたくなくなっているのか、それは自分だけで解決しなければならないことなのか、物事を細分化していくことによって、気持ちが楽になったりします。

また、「甘え」と言った精神論で押し切り、考えることを失ったストレスフルな職場に明るい将来は無いかも知れません。そういうストレスがたまりやすい職場環境だとすると、他の会社はどうなっているのか、転職エージェントを通じて会社の状況聞いてみるのも良いかも知れません。また、そのほかの会社が、自分にあった職場があるのであれば、転職もOKです。

仕事は一緒でも、給料や働きやすさが違う会社はたくさんありますので、自分の価値や可能性を確かめる意味も含めて、転職エージェントに相談することをオススメいたします。

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この記事を書いた人

初めまして。普通のアラフィフサラリーマンで転職経験はありませんが、仕事で悩んでいた大事な友人を亡くした経験から、二度とこのようなことを起こさないために、ブログを立ち上げました。

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