20代の頃から実家暮らしを続けつつ、フリーターで小遣い稼ぎ、住宅費がかからないことやご飯が出てくることで居心地がよく、そのまま30代に突入してしまうこともあるかと思います。お金の心配もなさそうなので、「一生このままでいいや」とか「人生楽勝モード!」って思う人もいますが、将来大変なことが潜んでいるかもしれません。
年代ごとに、起こり得る問題を上げていきたいと思います
A子
女性30歳
大学卒業後に、就職活動をしても自分がどのような仕事をしたいのか見いだせずに、学生の頃に飲食店でやっていたバイトを継続。
慣れた仕事だし、職場環境は悪くないので、言われたことを忠実に行いつつも楽しみながらバイトをしている。実家ぐらしで、ご飯は作ってくれるのでお金はそこそこ貯めることができ、派手でないものの年に1回ぐらいは、フリーターの友達と海外旅行にも行ける。
両親ともに55歳でA子は25歳のときの子供で一人っ子。父親は地元製造業で経理の仕事をしていて、母親はA子が生まれてから専業主婦だが、時間を持て余すのももったいないので、スーパーでパートのレジ打ち。
一人っ子の甘さの云えか、実家から出ていかれることを懸念してか、実家ぐらしを続けている。また、家族3人なのでお金にはそれほど困ったことがなく、楽しく生活ができている。
A子30歳、両親55歳
まだ両親が現役で仕事をしていて、A子も学校を卒業しているので、お金を使うことも少なく、気楽に生活をしている。そろそろA子は年下のバイトの子たちに囲まれて、多少の居心地の悪さを感じるものの、話も合うのでちょっと上のお姉さん的な感じで、バイトを楽しめている。
学生時代の友達は半分ぐらいが結婚をして、そのうち半分は子供もいると聞いている。フリーターの友達とかとは繋がっているが、結婚をした人たちとはなんとなく距離が生まれてきている。
自分のことだけ考えて遊べる幸せを感じている
A子40歳、両親65歳
A子は、飲食店のバイトを継続しているものの、若い学生バイトの人たちとは距離感を感じている。たまに遊ぶのはフリーターの女友達で、皆結婚をせずに少しバイトをして、少し遊んでいる。フリーター仲間で集まったときには、「フリーターで良かった。今更社畜はできない」と内心羨ましく感じている正社員をディスりながら、仲間で傷をなめあっている。
父親は65歳の延長雇用も終わり、仕事は全て終了している。やることがないと思われたのか、地元自治会の会長から、役員になってほしいとの打診が来て役員に。たまのゴルフと、地元自治会の仕事で、平日は適当に暇が潰れるていど。
お金は、年金も出始めてそれまでの蓄えがあるので、母親と今のうちと少し旅行を楽しむ。母親も、パートは1週間に1回程度にして、暇つぶし程度に小遣い稼ぎをしている。両親ともに、特に健康は問題ないものの、体は確実に動かなくなってきている。
楽しんでやっていたバイトも苦痛に。体力も落ちてきて疲れも取れにくくなってくる。
A子50歳、両親75歳
A子はバイトをしていた飲食店が閉店となり、別の飲食店でバイト。そこでは、年下学生のできるバイトリーダーがいて、居心地は悪いが、他にバイトを探すのも大変なので継続している。とは言いながらも、体の節々が痛くなり、血圧も慢性的に高止まりで降圧剤を飲みながらのバイト。
時給は少しづつ上がったものの、仕事は相変わらずの体力勝負なので、慣れているものの辛さが出てきている。両親は、自治会の役員は続けながらも、車を運転できなくなったので、ゴルフも控え旅行も旅先でのトラブルを考えると足が遠いてきている。
それより、父親は少し忘れっぽくなってきていて、今後が心配になってくる。
バイトがかなり苦痛であるにもかかわらず、両親の介護の問題がそろそろ出てきそう
A子60歳、両親85歳
フリーターの友達とも疎遠になり、とはいえ飲食店のバイトでは体が動かなくなり、近くのスーパーでのレジ打ちのバイト。立ちっぱなしの仕事と、老眼に耐えながらなんとかバイトを継続。バイトが終わったら、85歳になった両親の介護。夜ご飯を作り食べさせて、朝起きて、朝と昼のご飯を作ってバイトに。父親がたまに徘徊するため、その対応で週に1回は近所で父親を探す羽目に。昼はバイト夜は両親の介護で体力も限界に
未だ体を使うバイトで限界にもかかわらず、両親の介護で体力の限界
A子70歳、両親他界
両親を看取ったものの、今度自分体が限界になりバイトも辞めたものの、ちゃんと働いていなかったために、年金も少なくとはいえ、持病が悪化しそろそろ介護が必要になってくるものの、見てくれる人がいない。日々心配を抱えながらも、誰にも相談できずにいる。
たった1人で心配と戦い続ける
このままでいい?
20代でフリーターだと、体力勝負の仕事でもこなせるし、周りに似た環境の人は多く、両親も元気で仕事をしていることが多く、実家もありご飯もあるので、幸せな生活を遅れるかもしれませんが、それは永遠に続くことはなく、体力の限界が来て、両親の介護が始まり、とはえい結婚する機会を外し、気がついたら自分一人で、自分を介護をしてくれる人もいないってことも。
フリーターだと結婚ができないということではありませんが、できれば、正社員となって仕事をしている環境の中のほうが出会いが多かったりしますので、結婚の機会もでいると思います。
仕事をしているか、バイトをしているか違いは、給料もありますがそれ以外の社会保障や出会いなども変わってきますので、フリーターを否定するつもりはありませんが、できればしっかり仕事を持ってしっかり収入を得ながら、長く働ける方法を選ぶ方が良いと思います。
どうやったら正社員になれるのか
昔だと、正社員募集の広告などに対して応募する形が多かったですが、最近だと、転職エージェントによる、手厚いサポートと、あなたにあった仕事の紹介してくれるサービスがあります。とはいえ、その仕事の手数料は紹介会社より受領するために、あなたはその費用を負担する必要はありません。
転職エージェントは、無料で履歴書の添削をしてもらったり、面接の練習をしてもらったり、自己分析をしてもらったり、更に自分にあった会社を紹介してくれます。こんないいサービスを使わない手はありませんよね。
とはいえ、自分に正社員なんて務まるのか
正社員への道は、若いうちだと可能性が高いです。これが30代、40代になってくると、どういうスキルを持っているのかなど、会社人生の中で培った能力を問われますので、フリになります。ですから、なるべく早く転職エージェントに相談いただくことをおすすめします。
まとめ
30代フリーター女性の実家ぐらしは、今は楽しくてお金も有って良いかもしれませんが、それはいろんな状況の変化で、長く続きません。でも、今だったら就職して逆転できるチャンスがあります。そのタイミングを逃さないためにも、転職エージェントにご相談いただければと思います。