会社の目標設定は厳しいし、年々目線が上がっていくし、ほんと辛いよね。とはいえ、あらがう事はできないし。
会社の中でも、営業や販売などと行ったノルマがある仕事についている人は、年度の初めに、「契約を◯件取る」とか「◯億円売上を上げる」という目標設定をすることがあると思います。
しかも、その目標は会社の利益から逆算して設定させられているため、厳しく設定されています。会社によっては、上司に詰め寄られて目標設定したにもかかわらず、「自分で設定した目標」として認識される場合もあり、達成しなかった場合には「自分で設定したにも関わらずできなかった」有言不実行とされてしまいます。
また、目標設定をする際には、一方的に押し付けられる場合もあれば、わざわざ上司と面談まで設定して、合意する(させる?)こともあります。その目標は、自分としても納得できないが、上司にあらがうことができなく渋々合意させられることもあります。
それで、1年間必死で営業や販売の仕事を行い、やっと目標達成することができて、安心したと思ったら、「チーン」という音とともに年度が終了し、達成した金額がリセットされて、また一からの積み上げが始まります。
孤軍奮闘?
その目標設定をして達成するために、会社は、広告やマーケティングを駆使して「いかに簡単に営業や販売の仕事ができるか」を研究し、効率よく営業成績を上げることが大事なはずです。ですが、現実の会社は、社員のマンパワーだけに頼った会社であることが多いと思います。
それは、戦略や戦術もなく、竹槍でアメリカの飛行機を落とそうた第二次世界大戦の戦時中の日本のように、気合と根性だけで乗り切ろうとしているのと変わらないと思われます。そして、年度末に目標を達成できなかった場合に、「やる気がない」という一言で切り捨てられる厳しい会社が多いと思います。
なんで、結局負けてしまった戦時中の文化が、今でも根付いているのでしょうか?
日本は、戦争を負けたときに「戦争を始めた日本が悪かった」とし、戦略や戦術についての総括がなされてていなかったことや、日本軍の幹部をしていた軍人が、戦後に民間企業へ就職してその根性論を広めたために、気合と根性で乗り切る精神が根付いたのだと思われます。
結局、経済でアメリカやヨーロッパに戦いを挑んだとしても、一時期の高度経済成長時には、経済拡大やインフレに後押しされて、世界第2位までの経済大国に上り詰めたとしても、今では落ちる一方で、更には1人あたりのGDPでは、それほど高くない順位に落ち着いています。
とはいえ、高度経済成長での成功体験を知っている経営者は、自分たちの落ち度を認めることなく、精神論で逃げ切ろうとする人が多いのも事実です。
会社によっては?
とはいえ、そういう会社ばかりではありません。業務用ロボットのキーエンスのように、毎日営業のロールプレイング(ロープレ)があり、また営業で得た情報を集約分析して、そこから各営業担当に指示がでて動くといった、完全にシステム化されています。
それによりキーエンスは、会社として高い実績を上げることができ、社員の給料は高く、多くの社員がやりがいを感じているようです。
辛い目標設定の理由
では、なぜ辛い目標を設定させられるのでしょうか?
利益達成のため
上場企業の場合には、会社は収益を上げて株主に還元しなければならないため、株主に利益をコミットして、事業を進めます。とはいえ、会社の社長は、中長期的に利益を上げる仕組みやビジョンや経営戦略を組み立てるのではなくて、せいぜい数年の在籍期間を乗り切ることしか考えていないことが多いようです。
さらに、会社は右肩上がりを期待されていて、その期待に基づいて株価が決められているという性質もありますので、将来性がなくなったら株価は落ちてしまうという危機感も社長や役員にはあります。ですが、右肩上がりにするアイデアがなく社員にノルマを押し付けることで無理やり右肩上がりの成長を押し付けているのかもしれません。
その社長の、被害を最も被っているのは、会社の営業担当だったり販売担当ではないかと思います。
従業員頼み
日本の上場企業の多くは、過去に培った製品や仕組みや資産によって食いつないでいるのが、現状だと思います。特に大企業と言われている会社は、過去の栄光にしがみつき、会社を大きく変革できません。大企業は、過去に生み出した資産や技術を既存のお客様にしっかり売って、会社の屋台骨を支えているのが営業や販売をしている社員ではないかと思います。
会社で「個の最大化」とか言っている会社というのは、逆のことを言うと「従業員頼み」で「経営不在」ということが多いと思います。
皆様の会社の社長や役員は、ビジョンや経営戦略を発信していますか?それより、会社の細かい営業に関する事項を、担当者と一緒に解決方法を考えているでしょうか?もし後者だったら、かなりの危険信号で会社の中で「誰も経営のことを考えていない」状況に陥っているかもしれません。
目標設定が辛いと感じたら
もし会社の目標設定が辛いと感じたら、今の会社に留まって毎年辛いと思うことを繰り返す必要はありません。他にもいい会社や自分にあった目標設定をして、毎日を前向きに考えられる会社は、他にもきっとあるのではと思います。
会社は自分個人と取引を行う「取引先」と考えて、相性が悪く合わない取引先とずっと取引をするよりは、新しい取引先である会社を「開拓する」のが良いのではと思います。一度、転職エージェントに相談して、自分のキャリアを棚卸して、自分にあった「会社」がをご相談するのも良いと思います。
まとめ
会社の目標設定を辛いと感じる人が多いと思いますが、会社は経営を置き去りにして、社員に会社の数字を押し付けているだけなのかもしれません。今の会社が、しっかり経営を意識し、また自分にあった会社があるかどうかを確認するためにも、転職エージェントに相談をして、新たな会社との出会いを検討するのも良いと思います。
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