上司に退職を告げて、その上司から「辞められたら困る」と言われたら、少し安心しますよね。だって、自分が必要な人材であるってことだし
ですが、上司は「辞められたら自分(つまり上司本人)が困る」ということで、退職者のことを考えて告げているのではなく、自分のことを考えて発言している人も多いのではと思います。
実際に、退職を引き止める上司などの本音はどうなんでしょうか?
退職引き止める上司の本音
①(上司の本音)仕事の増加の可能性
仕事ができる人できない人にかかわらず、多かれ少なかれ退職者に任されている仕事はあります。もし退職者がでると、その部署などで人手不足になり、その人員を補填しなければなりませんが、多くの会社では、余っている人員はいませんので、職場に残った人に退職者の仕事のしわ寄せがきて、その人の仕事が増えて忙しくなってしまいます。そのために、会社や上司は退職者を説得して阻止したいと思います。
②(上司の本音)上司自信の評価
退職者が出ると、その上司は管理能力がないとして昇進や給与・賞与に影響が出たりする可能性があります。そのために、上司は自分の評価や保身のことを考えて引き止めることがあります。また、実際に昇進や評価に影響が出なかったとしても、周りから「上司がダメだから辞めていく」といった噂を聞くのも、良い気がしません。
③(上司の本音)パワハラ等の訴訟リスク
辞めたあとや辞める直前に、労働基準監督署にパワハラの証拠をを持ち込んで、会社都合にして辞める事も考えられます。常習ではないものの、上司は時として部下に対して強く当たってしまうこともありますし、それを根に持たれることもあるかと思います。それを精算するために、引き止めることによってパワハラなどの訴えを回避したり、最終的に辞めたとしても、退職者のことを思っているというポーズをする人もいると思います。
④(上司の本音)本人に引き止めの余地あり
退職を告げられたら、必ず上司は退職の理由や退職後の進路などを聞きます。その時に、退職者が辞めた後に、特にやることが決まっていないとか、辞める理由が曖昧でこのまま退職すると不幸になる場合には、本人のために退職を引き止めることもあります。退職者が辞めて本人が後悔するぐらいだったら、もう少し残って頑張ってもらうのが良いということになるかと思います。また厄介なのが、退職することをそそのかして、給料を上げたり昇進を有利にしたり、好きな部署への異動を交渉してくる人もいて、そもそも腹をくくっていない人もいます。
退職引き止められなければ少し寂しいけど
退職を告げたときに、引き止められなければ寂しい気がするかもしれませんが、あなたのことを思って引き止める人ばかりではなく、むしろ自分のことしか考えていなくて、あなたのことよりあなたがやっていた仕事の事を考えて、引き止めることも多いと思います。ただし、上司に退職を告げるときは「相談」ではなくて「報告」なので、辞めたあとはどうするかをしっかり決めてそれに向けて進めておく必要があります。
将来に希望がある退職にするためには
辞めたあとに、自分がどうするかをしっかり決めておくことによって、前向きに退職ができるのではと思います。たとえ、上司から引き止められたとしても、また引き止められなかったとして寂しい思いをすることがあっても、将来が決まっている場合には、引き止めはあまり大きなことではないかと思います。
自分の大切な人生で、自分の決断になると思いますので、しっかり将来を決めた上で退職をすることをおすすめします。
転職エージェントは将来を決めるお手伝い
転職活動を闇雲に進めるのではなくて、転職の専門家である転職エージェントに相談しながら進めるのが良いと思います。転職先を調べたり、なれない履歴書を一人で書いたり、面接の練習を鏡を見ながらするのって疲れますよね。
転職エージェントはあなたの転職を熱くサポートしてくれます。まずは、退職の前に転職エージェントで転職を決めましょう。